2か月ほど前に友人が新しいフレームを買ったという話をしていました。
友人 「フレームセットで買ったので、自分で組んでますねん。でも、フォークコラムを切るのはビビるからショップに頼んだよ。」
私 「え~、ひと声かけてくれたら、組んであげるのに。フォークコラムを切るソーガイド持ってるのに。」
友人 「油圧ディスクブレーキの取り付けがうまくいかなくて・・・」
私 「え~、シマノ純正のツール持ってるのに。」
というやりとりがあって、数日してから友人から連絡がありました。
友人 「前ブレーキのホースをやりかえたいけど、シマノの工具貸してくれへんか?てか、もう、家まで行ってもええか?」
私 「お、おう。ええけど。とりあえず持ってる部品、工具をひととおり持ってきてください。」
ということで、私の家で、友人と前ブレーキのホースを取り換えましたので、作業の様子とポイントを書いていきたいと思います。(作業は友人がメインでしました)
※整備に夢中で写真を全く撮ってませんでした
記事のメニューです
- 新しいホースとの交換
- オイルの注入
- トラブル発生
- トラブル対処
1.新しいホースとの交換
まずはブレーキホースを新しいものに交換します。ちなみにフレームは、S-WORKSのターマックSL7っていう高級なやつでした。フル内装なのでかなりめんどくさかったです。
ハンドル、フォークにホースを通すところは友人がしました。一度はやってるので手慣れた感じでやってました。ただ、ホースの長さをジャストに調整しないとダメです。短いのは当然ダメですし、長すぎても余ったホースの行き場がないのでダメです。ホースのカットはなかなか緊張しました。
2.オイルの注入
友人はなかなかワイルドな作業をしてました。オイルというか油圧ディスクブレーキの作業なのに、ブレーキパッドをつけたまま始めようとしました。「おいおい!」ってなって、私が止めてブレーキパッドを外しました。ミネラルオイルは注射器でキャリパー側からいれました。ここでも、ワイルドな友人は注射器内のエアごとオイル入れようとしたので、「おいおい!」ってなって、できるかぎりエアをいれないように注入してもらいました。
とりあえず、オイルの注入は問題なくできました。
3.トラブル発生
オイルが入って、エア抜きのためにブレーキレバーを握ってみると・・・何かおかしい。レバーがスムーズにもどってこない。握るときにも引っ掛かりがある。ちなみにコンポは12速の電動デュラエースでした。ごそごそやってるうちに、キャリパー側の注射器からのオイルも入りにくくなってきました。友人とあーでもない、こーでもないとか、世間話とかしながらやってると夜が更けてきました。
4.トラブル対処
最終的にトラブルは解決しました。
原因はSTIレバー側のピストン(?)がスムーズに動いてなくて、レバーが戻ってこないってことだと判断しました。この症状が起きた原因は、友人がSTIレバーにパーツクリーナーをぶっかけて掃除したことみたいです。ということで、レバーの動く部分やピストンぽい部分に潤滑スプレーをしました。そうするとレバーがスムーズに動いてくれました。このあと、通常通りにエア抜きして、なんとかなりました。
※補足
油圧ディスクブレーキといえば、エア抜きがよく話題になりますよね。エア抜き作業解説の動画もたくさんありますよね。もちろんエア抜きは大事なのですが、まずはホースとキャリパー、ホースとSTIレバーとの接続が大事です。ここがうまくいってないとエア抜きもうまくいきません。私もホースがしっかりとキャリパーに入ってなくて失敗したことがあります。